野菜のきほん
野芹の下処理
自生している野生の芹(野ぜり)は、不揃いなものが多く根っこも短かったり汚れがあったりするため少し手間はかかりますが、丁寧に下処理をしてから、お浸しや和え物、鍋ものなど、様々な料理でお楽しみください。
子持ち高菜の下処理
子持ち高菜はアブラナ科の高菜の一種。大きな株から伸びる蕾部分「わき芽」部分を食します。株のまま販売されることも。まわりの葉っぱは普通の葉物野菜と同じように食べることができ、また、わき芽を外して残った芯の部分も、ブロッコリーの芯のように食べることができます。
トマトの湯むき
トマトピューレやソースを作るときや、トマトのサラダ、マリネ等を作るとき等、かたい皮を取り除きたいときに行う“トマトの湯剥き”。包丁で剥くよりも、実を無駄に削ってしまうことなく、つるん!と、きれいに薄く剥くことができます。
豆類・穀類のきほん
たかきびの茹で方・炊き方
モチモチと弾力ある食感が魅力のたかきび(高黍)。ご飯と一緒に混ぜて炊くとほんのりピンク色に染まり、食感も楽しめる。そのまま炊くと見た目も食感もひき肉風になることから、植物性のお肉(ひき肉)の代替として色々な料理にアレンジも可能!
白花豆の白あん
手作りの和菓子作りに欠かせない、餡子(あんこ)。自家製のあんぱん、手作りおはぎや大福などに「白あん」を使いたい方へ。ないのなら、乾燥豆を入手して一から手作りしちゃいましょう!
有機大豆を蒸す。蒸し大豆
大豆に含まれる栄養成分が茹で汁に溶け出てしまう事を考えると、「蒸す」という調理方法の方が、ほくほくの食感と大豆の旨味をしっかり味わうことができます。
出汁のきほん
基本の出汁の取り方「鰹と昆布の合わせだし」
「かつおぶし」と「昆布」の黄金の組み合わせ、基本の合わせ出汁。鰹節の旨味成分「イノシン酸」やおよそ20種類にも及ぶアミノ酸に加え、昆布に含まれる旨味成分「グルタミン酸」もプラス。
基本の出汁の取り方「煮干しだし・いりこだし」
煮干し(カタクチイワシ)を使ったいりこだし。頭とはらわたを取り除いて下処理しておくと、より雑味がなくなり澄んだ美味しい出汁に!お子様と楽しみながら一緒に手仕事するのもおすすめ。
基本の出汁の取り方「昆布だし」
定番の出汁のひとつ、「昆布だし」。昆布だしは煮出しするほか、「水だし」するだけでも美味しく旨味を引き出せる。出した後の昆布も刻んで煮物にしたりと、捨てるところなし!
種実類のきほん
蓮の実の下処理
薬膳料理やアジアンスイーツに使われていることで知られる、蓮の実(蓮子)。豆のような見た目の蓮の実ではありますが、スイレン科の多年草、蓮(ハス)の種子です。蓮の花托(かたく)部分、蜂の巣のような穴に入っている種子が「蓮の実」なのです。
青山椒・実山椒の下処理
香り豊かでやわらかい山椒の未熟な実は「青山椒」「実山椒」と呼ばれています。これら青山椒(実山椒)が入手できるのは、初夏のほんの短い間だけ。細かい小枝から実を外す下ごしらえは、初夏の手仕事!
ぎんなんの殻割りと薄皮剥き
ぎんなんは、茶わん蒸しや釜飯、お酒の肴、おせちに松葉銀杏など、季節も感じさせてくれるお料理の名わき役です。
山菜のきほん
|アク抜き|
根曲がり竹(ネマガリタケ)の下処理・根曲がり竹の水煮
見た目はこの孟宗竹の筍(タケノコ)に似ていますが、根曲がり竹(ネマガリタケ)/姫竹(ヒメタケ)は、同じイネ科タケ亜科ササ属、つまり笹の若芽なのです。筍に比べてかなり細く、アクもほとんどありません。皮を剥くひと手間はありますが、下処理も簡単!
こごみの下処理
春の代表的な山菜のひとつ、こごみ。他の山菜に多くみられるアクもほとんどなくクセも少ないので、さっと茹でて色々なお料理にどうぞ。くるくると丸まった見た目も可愛い!付け合わせなどにもおすすめです。
ウドの下処理、あく抜き
独特の爽やかな香りとシャキッとした歯ごたえが美味しい「ウド」。漢字では「独活」と書きます。旬のウドは「アク」をたくさん含んでいます。しっかり下処理して、春の味覚を楽しみましょう。