国産、天然の和くるみ(鬼胡桃)。西洋胡桃に比べ殻も厚くてかなり固いために割るのも大変で、種子(仁)もとりだしにくい上、食べる部分はとても少ないのが特徴です。最近では殻がついたままの国産胡桃はあまり見かけなくなり、お店で並んでいるのは手軽にすぐ食べられる海外産のもの。もちろん、海外産のものでも良質なものはたくさんありますが、胡桃は殻から取り出してしまうと、酸化が進んで風味も損なわれます。剥きたての胡桃はみずみずしく風味も豊か。ひと手間かかりますが、食べる直前に必要な分だけ殻を割って中身をとりだすことができる、殻つき、ニッポンの和胡桃(鬼胡桃)もおすすめですよ。

材料

  • 和くるみ

道具

  • フライパン
  • 包丁
  • 串など先がとがっているもの

作り方

1.殻のまま、水に数時間ほどつけておく。

2.水けをきってからフライパンなどで煎る。

※数分間乾煎りすると継ぎ目が少し開いて割りやすくなります。

3.煎ってできた割れ目に包丁を入れて、まな板などの上で力を入れて半分に切る。
※包丁の刃がかけてしまわないように注意しましょう。

4.先のとがったものを使用して実をとりだす。

※加熱せず生のままで割りたい場合などは、専用の胡桃割り器などを使うと便利です。そのままはもちろん、パンやお菓子づくりや胡桃和えなどお料理に。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato