関西地方ではおせち料理の一品としても親しまれている「棒鱈」。『鱈福(たらふく)食べられる』食べ物に困ることがないようにという意味が込められています。棒鱈は昔ながらの保存食で、食べるときは1週間程度水につけて戻してから調理されます。下処理に時間もかかることから、最近ではすぐに使える便利な干物状のものも流通していますが、本来は真鱈の頭と背を取り除いたものを、カチカチになるまで天日で干し乾燥させたもの。まずは水で戻すところから、下処理をはじめましょう。

材料

  • 棒鱈
  • 番茶

道具

作り方

1.天日で干した棒鱈を半身に分ける。

2.鍋などの大きさに合わせて折る。
※この状態ではまだ包丁で切れません。

3.大きな鍋やたらいなどに真水を張り、5~7日間ほど棒鱈を浸す。

※毎日水を替えてください。

4.もどしたら水洗いをする。

5.大き目の鍋に戻した棒鱈を入れ、番茶でゆがく。しばらく置いて冷ましたら湯を捨てる。
※番茶ではなく水からゆがいてもOK

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato