年末の年越しそばを、自宅で蕎麦打ちするのはまだハードルが高いという方、蕎麦打ちで使いきれずに余ってしまったそば粉がある方には、「そばがき」がおすすめです。材料はそば粉と水だけ。特別な調理道具も必要なく簡単にできるところがうれしいですよね。また、通常の市販のお蕎麦には、いわゆる十割そば以外のものには、通常つなぎとして小麦粉が使われています。家庭で作るそばがきならば、そば粉100%で、つなぎやうち粉にも小麦粉を使う必要がありません。グルテンフリー食としても、美容食としてもおすすめですよ。

使用するそば粉は、有機のものを。また、挽きぐるみ(一本挽き)と表示されたものがおすすめです。「挽きぐるみ」とは、玄そばの果皮(そば殻)がついたままに、石臼などで挽いたそば粉のこと。全粒粉や玄米粉と同様に栄養価も高く、そば本来の風味も強く感じられますよ。

材料

  • 有機そば粉(一本挽き)  100g
  • 水 200cc～

道具

  •  鍋
  • 木べら(すりこぎ)

作り方

 1.鍋に水(ぬるめのお湯)、そば粉を入れる。木べら(泡だて器でも)でダマがなくなるまで溶きながら、まんべんなく混ぜる。鍋を中火にかけながら木べらで混ぜる。とろみがついてきたら、そこから1〜2分ほど勢いよく練り続ける。

2.好みの硬さにまとまるようになったら、火からおろして器に盛り付ける。お好みで、ワサビなどの薬味と生醤油、またはそばつゆをかけていただく。

小豆を炊いて、そばがきをお餅の代わりとして入れて、そばがき汁粉、そばぜんざいにも。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato