春の代表的な山菜のひとつ、こごみは、クサソテツ(草蘇鉄)の若芽のこと。漢字で書くと「屈」。クルクルと巻かれた先端が、前かがみに屈んでいるかのようだというのが、その名の由来と言われています。天然物は春から初夏にかけて。もともと山に自生しているものですが、最近では栽培も行われています。こごみは他の山菜に多くみられるアクもほとんどなく、クセも少ないので、さっと茹でてシンプルにおひたしや和え物にしたり、お味噌汁やパスタの具など、色々なお料理にどうぞ。くるくると丸まった見た目も可愛いく、付け合わせなどにもおすすめです。

材料

  • こごみ
  • 塩ひとつまみ程度
    ※水の量に対して2%程度

道具

  • ざる

作り方

1.さっと水洗いして、巻いている頭の部分も流水に漬けながら、やさしくゴミを取り除く。
※巻いている部分を伸ばしすぎると、途中で切れてしまうこともあるので注意。
※根元の固い部分は手でポキッと折るか、包丁で切り取り除く。茶色くなった部分などは、包丁の背などを使ってこそげ落とす。

2.たっぷりの水を沸騰させ、そこに下処理したこごみを入れて、軽く茹でる。

3.茹であがったらすぐに冷水に落とし、ざるにあげる。

※おひたしや、和え物などに。パスタなどにも合います。天ぷらにする場合は下茹で不要です。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato