おせち料理に欠かせない、五穀豊穣を願う祝い肴「田作り」。昔、イワシを田畑の肥料として使っていたこともあり、田を耕作する(田を作る)という意味から田作り(たづくり)と呼ばれるようになったとか。田作りは、ごまめ(カタクチイワシ)を炒ってから甘辛い調味料をからめるというシンプルな調理ですが、煎りすぎて苦みが出すぎる、煮詰めすぎてカチカチになってしまうことなどもあるので、作るときにはちょっとしたコツも必要です。また、ごまめ(カタクチイワシ)は小さくてもやはり魚なので、当然内臓があります。特に大きめのものは苦味を抑えるために腹とり(内臓部分、はらわたを丁寧に取り除く)する家庭も。小さなカタクチイワシをすべて処理するのは大変!もちろん、そのまま丸ごと調理してもOKですよ。
材料
- ごまめ(片口いわし)天日干し 50g
- 有機淡口醤油 大さじ2
- 本みりん 大さじ5※味醂を減らし砂糖を使用してもOK
道具
- フライパン(鍋)
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato