トルコの郷土料理のドルマ(Dolma)は、お米をベースに肉などを野菜に詰めたり包んだりして調理した、いわゆる“詰めもの料理”全般を指します。イスラム教では宗教的に豚肉は禁じられているため、ラム肉か牛肉を使用すること、そして生米を入れるのが特徴の料理です。ブドウの葉で包んで調理したものがポピュラーですが、日本では家庭料理として「ピーマンの肉詰め」が親しまれており、また、材料の入手もしやすいので、ピーマンやパプリカのドルマが作りやすいか」もしれません。「神楽南蛮(かぐらなんばん)」はピーマンよりも肉厚で、すわりが良く煮込む際にも崩れにくいので、ドルマにぴったりです。
材料
- 神楽南蛮 7～8個
- 牛ひき肉 250ｇ
- 赤玉ねぎ 1/2個
- 生姜 1片
- 有機白米 1/2合
- 塩 小さじ1/2
- ナツメグパウダー 少々
- クミンパウダー 少々
- カルダモンパウダー 少々
- ブラックペッパー 適量
- オリーブオイル 適量
道具
- 深めのフライパン(蓋つき)
作り方
1.洗った神楽南蛮を上から1cmほどのところで切る。
2.中にある種と白いワタをとり除く。
3.ひき肉と塩、スパイスを練り混ぜ、粘りが出たら、みじん切りにした玉ねぎと生姜、生米を混ぜ合わせる。
4.3を8～9分目くらいまで詰める。
5.ヘタの部分をのせてふたをし、動かないように楊枝でとめる。フライパンに適量のオリーブオイルをひき、神楽南蛮を並べて軽く焼く。
6.水を2カップ入れ煮立ったら蓋をして弱火にし、30～40分程度蒸し煮にする。
※途中で水が少なくなったら適宜さし水をする。途中、塩とブラックペッパーでスープの味を調える。
7.練り込んだ米の芯がなくなったら出来上がり。楊枝を外して盛り付ける。
※そのままでも、お好みでヨーグルトソースや、トマトソースなどを合わせても◎
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato