セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ・・・。お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、無病息災を願う「七草粥」、この春の七草のうち、「スズナ」(菘 / 鈴菜)というのは、蕪(かぶ)のこと。刻んだ蕪を入れて炊いたお粥も美味しいのですが、おすすめは、すりおろした蕪を使った「みぞれ粥」です。特にこの寒い季節、より一層甘みが増す冬の蕪(かぶ)は、すりおろすことで出汁の甘さと調和し、ご飯の粒に絡んでふわふわで優しい口当たりに!年末年始にかけて暴飲暴食したとき、胃腸の調子が良くないときや食欲が低下している時などにおすすめですよ。

材料

  • 有機蕪  3~4個
  • 有機白米  2/3合
  • だし汁   600ml

道具

  • 土鍋(鍋)

作り方

1.米はあらかじめといで3時間程度水につけておいた後、ざるにあげておく。出汁をとっておく。(水で炊いてもOK)

2.蕪は洗って皮ごとすりおろす。すりおろしたら軽く搾り、汁をとりわけておく。

3.土鍋に1のお米、出汁600ml、蕪の搾り汁(100ml程度)を入れてお粥を炊く。
※ふたをしないで沸騰するまで中火にかけ、吹きこぼれないように注意しながら、途中弱火にして底の方が焦げ付かないよう、適宜混ぜながら好みの柔らかさになるまで炊く。

4.すりおろした蕪を加えてる。火を止め、蓋をして予熱で15分程度蒸らす。

蕪の葉っぱを一緒に煮込んでも。また、ふりかけなどにしてお粥と一緒にいただいても美味しい。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato