春を感じるヨモギの香り。自然豊かな地域では、ヨモギは土手や野原等に自然に生えているので、若芽を摘んで草団子(ヨモギ団子)を作る家庭も多いのではないでしょうか?都会でも自生のヨモギは見かけられるものの、道路の近くで排気ガスが気になったり、ペットのお散歩コースで摘むのを躊躇してしまったり・・・。季節も問わず使え、下処理も不要なヨモギの粉末状のものも商品としてはありますが、やはり、香り豊かなヨモギの生葉で季節を感じたいものです。自然食品店などではこの時期、生のヨモギが販売されていることもあるので是非探してみてくださいね。

材料

  • 生よもぎ    60~70g(茹でたもの35g程度)
  • 団子粉(または上新粉)    280g
  • 砂糖   20g
  • 水(ぬるま湯)   250ml~
  • あんこ   お好みで適量
  • 重曹    3g(ヨモギ下処理用)

道具

  • 蒸し器
  • 蒸し器用布
  • ボウル
  • 竹串5本
  • すり鉢またはフードプロセッサー

作り方

1.ヨモギの柔らかい葉を摘む。1.5L程度のお湯を沸かし重曹3gを入れてヨモギを茹でる。

2.茹でたヨモギを冷水に浸け、2~3度水を替えながら灰汁を抜く。水を搾り、細かく切ってからすり鉢でする。(またはフードプロセッサーで細かくペースト状にする)

3.団子粉(または上新粉) と砂糖をあわせてボウルに入れ、少しずつぬるま湯を加えながら手で混ぜ、耳たぶほどのかたさになるようこねて生地をまとめる。手ごろな分量に分けて蒸し器で蒸す。(25分程度)
※水分が多すぎると生地が柔らかくなりすぎ、くっつきやすくなるため、加える水(ぬるま湯)の量は加減しながら調整する。

4.蒸し器から蒸し器用布ごと取り出して生地をボウルに入れ全体をまとめ、水気を搾ったヨモギを加えながらまんべんなく手でこねる。

5.全体にまんべんなくヨモギが混ざったら、好みの大きさにまとめる。
櫛団子にする場合は適度な大きさの団子状にまるめて、3~4個ずつ串にさす。

お好みで餡子を添えて。白玉粉をを使って、ヨモギ白玉のデザートにしても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato