「昆布」⇒「こんぶ」⇒「よろこんぶ」⇒「喜ぶ」の語呂合わせで、縁起のよいことからおせち料理にも欠かせない昆布巻き。「巻く」⇒「結び」の意味も込められています。昆布にもいろいろ種類がありますが、昆布巻きには「日高昆布」ですよね。北海道の日高地方で生産されるこの昆布は肉厚で柔らかく、煮あがりも早いので昆布巻や佃煮など、煮物に適しています。おせち料理の昆布巻きには、鰊(にしん)や鮭が定番。おせちだけでなく日常のお惣菜としてもおすすめですよ!

材料

  • 日高昆布     長さ20cm × 8~10枚
  • 無漂白かんぴょう およそ 20×3ヶ所×2本分=120cm
  • 生鮭(甘塩鮭)   1切れ
  • 昆布の戻し汁  適量
  • 酒      大さじ2
  • 有機醤油     大さじ3
  • 砂糖     大さじ2
  • みりん    大さじ1

*調味料はお好みで分量を調整

道具

  • 落し蓋
  • キッチンペーパー
  • キッチンはさみ

作り方

1.昆布は濡れ布巾などで表面の汚れを取り、10~15分ほど水につけ柔らかく戻しておく。長さは15~20cmくらいにそろえて切る。かんぴょうは水につけ、柔らかく戻しておく。

2.甘塩鮭は、塩少々を入れた水につけて軽く塩分を抜く。キッチンペーパーで水気を拭き取り、骨と皮を取る。タテ半分、ヨコ半分に切る。

3.水気を拭き取った昆布に鮭をのせ、手前から巻いていく。4~5枚分をつなぎながら巻いた後、かんぴょうを使ってかたむすびで結び、はさみでカット。2~3か所を同様に結ぶ。

4.昆布を結び目を上にして並べ、昆布がひたひたにかぶる位まで昆布の戻し汁に酒を加えて煮る。途中、砂糖と醤油を加え、落し蓋をしてコトコト煮る。最後にみりんを加えてひと煮立ちさせ、そのまま冷ます。

5.かんぴょうの結び目が中央になるように、好みの長さにって盛り付ける。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato