宮城県や岩手県など東北地方で愛されてきた郷土菓子、雁月(がんづき)。大手パンメーカーさんも作られているので、東北地方の方でなくても知っている方は多いかもしれません。もともとは、大きく蒸した丸い生地が“満月”。上に散らした胡桃や胡麻が、飛んでいる鳥の“雁(がん)”に見えるということで、雁月(がんづき)と名付けられたという説があるようです。丸い型が無ければ四角い型でOK。卵や牛乳を使ったレシピもありますが、使わずに作れますよ。昔懐かしい味わいのヴィーガンおやつです。

材料

  • 有機小麦粉  200g
  • 有機黒糖      200g
  • 水      200ml
  • 有機りんご酢 大さじ1
  • 重曹     3g
  • 塩     ひとつまみ
  • 胡桃    50g
  • 黒胡麻  大さじ1

道具

  • ボウル
  • 蒸し器
  • 型  (18×18cm)
  • オーブン用ペーパー

作り方

1.小麦粉は軽くふるっておく。くるみは粗目にきざんでおく。

2.小麦粉、重曹、塩を合わせてボウルに入れ、まんべんなく混ぜておく。

3.鍋に黒糖と水を入れ、弱火にかけて黒糖を溶かし、粗熱をとっておく。

4.2の粉に3の黒糖液を流し入れ、かき混ぜる。

5.酢を入れて混ぜる。

6.型にペーパーを敷き、生地を流し入れる。

7.胡桃を上にのせる。お好みで黒胡麻を適量かける。(大さじ1程度)

8.蒸し器を準備しお湯を沸騰させる。しっかり沸いた状態の蒸し器の上段に型のまま入れ、30~40分蒸す。

9.竹串に生地がつかなければ蒸しあがり。お好みの大きさに切り分ける。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato