柑橘類の美味しい季節。旬の甘夏を使ったおやつに、甘夏のゼリーはいかがでしょう?甘さとほろ苦さが同居する、大人のデザート。有機の甘夏をまるごと、中身をくりぬいて器にすれば、おもてなしにも!皮に黒い点がついてしまっているものもありますが、そんな外見も個性があって良いものです。皮の内側の白いワタには苦味があるので、そのままゼリー液を流し込むだけだと苦さが強く出てしまいます。ひと手間かかりますが、しっかりワタや筋をとって、水を張って苦味をできるだけ取るのがポイントです。

材料

  • 有機甘夏  2~3個(果汁300ml程度、器2個分)
  • 甜菜糖   大さじ4
  • ゼラチン  5g

道具

  • ざる
  • ボウル

作り方

1.甘夏2個は上部分がフタになるようにカットする。中身をくり抜くように、皮に沿ってぐるりとナイフを入れる。

2.甘夏の果汁や果肉をスプーンや手でかきだす。種と白いワタなどは粗目のざるなどで濾して外す。
※大きい甘夏2個で300ml程度。足りない場合は3個めの果汁をプラスして調整する。残りは飾り用に薄皮を剥いておく。

3.器となる部分に水をはっておく。苦味をとるため何度か水を替える。柔らかくふやけたら、丁寧にワタなどをとる。
※ゼリー液が吸収されないように、器の内側にしっかり水を吸わせておく。

4.鍋に果汁、砂糖を入れて加熱する。大さじ2程度の水でふやかしておいたゼラチンを加えて溶かす。火を止めて粗熱をとったら、甘夏の器に流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める。

5.固まったら、お皿に盛り付ける。剥いた甘夏を飾り、あればミントなどのハーブをアクセントに。蓋を添えて、おもてなしにもどうぞ。

甘夏の器ではなく、ゼリー型に入れても◎

※ゼラチンの代わりに寒天、アガーなどを使っても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato