アク抜きした栃の実ともち米を蒸し上げてつくる、とち餅。茶色っぽい栃の実の色と独特の香りや風味でどこか懐かしく感じる昔ながらの食べ物です。栃の実はアクが強いためそのままでは食べられません。アク抜きに何日もの時間と手間をかけなければならないので、最近は家庭で作ることもかなり減ってきているかもしれませんね。焼いて食べたり、餡子をくるんで大福として食べたり、雑煮に入れる地域もあるそうですよ。

材料

  • 有機もち米  300g(約2合)
  • 栃の実      100g(下処理済みのもの)
  • 餅とり粉   適量

道具

  • 蒸し器
  • 蒸し布
  • もちつき器または、のし棒など

作り方

1.もち米はといで水に浸し一晩おいておく。とちの実はあらかじめ下処理しておいたものを使う。

栃の実の下処理、あく抜き

2.もち米をざるにあげ、蒸し布を敷いた蒸し器にとちの実と一緒に入れ、30分~40分程度蒸す。

3.蒸しあがったら、栃の実をつぶしながら餅をつく。
※もちつき機が家庭にない場合、麵棒やすりこぎなどでついてもOK。

4.餅とり粉をふり、その上につきあがったお餅をのせる。

5.8等分程度に分けて丸める。

6.お好みであんこを包んで大福にしても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato