京都の伝統的なお漬物「柴漬け (しば漬け)」。鮮やな赤紫色は赤紫蘇の葉の天然色素によるものです。そしてあの爽やかな酸味はお酢や梅酢などではなく、乳酸発酵によるもの!ホンモノの柴漬けは乳酸発酵の自然熟成によりつくられるもので、原材料は、茄子と赤紫蘇と塩のみと、とてもシンプルです。
漬け容器に塩と茄子と赤紫蘇を交互に入れ、重石をしてじっくり待つことおよそ2週間。時間がかかるうえ、発酵具合やカビの心配などがあるため、お酢などを使った「即席柴漬け」を作る方も最近は多いようですが、お酢による酸味と乳酸発酵による酸味は、実際に作って食べてみると違いはあきらか!老舗の漬物屋さんの味には到底かなわないけれど、枝付きの赤紫蘇が流通する梅仕事シーズン、本格的な柴漬けにチャレンジしてみてはいかがですか?
材料
- 有機茄子 350g
- 有機赤紫蘇の葉 100g
- 自然塩 25g
道具
- 漬物用の容器(ボウルなどでも可)
- 重石
- ラップ
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato