一年中購入可能なこんにゃくですが、11月頃からパッケージに「新芋」のシールが付いたものが販売されていることがあります。実は、コンニャクイモの旬は11月~1月頃で、この旬の時期に収穫されたばかりの生芋を使った蒟蒻、という意味なんです。
生の蒟蒻芋は毒性があり、この強いエグ味の正体はシュウ酸カルシウムです。蒟蒻芋は、生でははもちろん、焼いたり茹でたりしてもそのまま食べることはできないのですが、こんにゃくの製造過程で灰汁を使うことにより、食用が可能になります。もし、この旬の時期に生の有機蒟蒻芋が手に入ったら、手作りのこんにゃく作りにチャレンジしてみませんか?昔は、凝固のために草木灰が使われていたそうですが、水酸化カルシウムや貝殻焼成カルシウムを使って作ることが可能です。生芋から作るこんやく、市販の蒟蒻との味の違いは歴然!
材料
- 有機こんにゃく芋 正味1kg
- 貝殻焼成カルシウム 8g (200ccのぬるま湯で溶かす)
- お湯 約4L
道具
- ミキサー(おろし金でも可)
- 鍋
- ゴム手袋
- ボウル
- へら
- バット
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato