6月中旬以降になると、店頭に並んでいた青梅が、梅干しに最適な黄色く熟した完熟梅へと切り替わります。入手した梅をキズ等を見ながら選別して、梅干し用に適さないと判断したものは梅ジャムにしてみませんか?もちろん、全部を梅ジャムにしてしまっても◎梅のシーズン後半の梅仕事は完熟梅ジャムづくり。まだ完熟しきらず青色が残った梅で作るジャムに比べ、フルーティーで苦みも少なく、きれいなオレンジ色になりますよ!

材料

  • 有機完熟梅  1kg (種を除き正味およそ700g程度を使用)
  • 砂糖     350g~

※砂糖は三温糖や甜菜糖など好みのものでOK。アガベシロップや蜂蜜でも可能。

道具

  • 竹串
  • ざる
  • 鍋 (ホーロー製や耐熱ガラス製)
  • 木べら
  • フードプロセッサー
  • 保存瓶

作り方

1.完熟してきた梅を選ぶ。まだ少し青い場合は1~3日ほど置いて追熟させておく。梅をきれいに水洗いした後水気をふきとり、竹串で梅のなり口のヘタを取り除く。

2.鍋に下処理をした梅を入れ、たっぷりの水を入れ中火でゆっくり混ぜながら茹で、一度茹でこぼす。(手を湯につけられる位の熱さになったらお湯を捨て、アク抜きをする) 茹ですぎて梅が破裂してしまわないように注意しながら、もう一度同様に茹で、ざるにあげる。

3.果肉と梅の種を分ける。
※完熟梅なので、手でしごくようにするだけで果肉も比較的きれいに取れます。
※皮の部分はフードプロセッサーで滑らかにしておく。

4.鍋に梅の果肉(滑らかにした皮も一緒に)と砂糖の1/3の量を入れ、よくかき混ぜながら中火で煮る。梅が煮立ってきたら、弱火にし、残りの砂糖の半分の量を加え煮る。最後に残っている砂糖を全部加え、さらに15~20分程度煮てとろりとなってきたら出来上がり。

熱いうちに保存容器に移し替え保存する。
※保存容器は煮沸消毒などで殺菌しておく。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato