おせちを豪華に彩る黄金色の数の子。数えきれないほどぎっしりと詰まったその黄金色の卵は、子だくさん、子孫繁栄を願う縁起物としておせち料理には欠かせない存在です。数の子は鰊(ニシン)の卵。なぜ鰊の子なのに「数の子(カズノコ)」と呼ばれているのか?というと、鰊(ニシン)は「カド」と呼ばれていたことから、その子供「カドノコ」が「カズノコ」になったと言われています。
一般的に数の子は塩漬けされたものが流通していて、そのままでは塩辛すぎて食べられません。調理前には塩抜きが必要なのですが、時間がかかるため、はりはり漬けにしたり、お正月のおせち料理として美味しくいただくためには、数日前から準備にとりかかる必要があります。年末になるとあらかじめ味付けされた数の子も販売されていますが、やはり気になるのが調味液や添加物ですよね。数の子の塩抜きには少し時間がかかりますが、作り方はとてもシンプル。手作りおせちの一品としてや、お祝い事の膳などにどうぞ。
材料
- 塩数の子(無漂白) 160~200g
- 自然塩 小さじ3 (塩抜き用として)
- 昆布だし汁 200ml
- 有機醤油(淡口) 大さじ3
- 酒 大さじ3
- 本みりん (お好みで大さじ2~)
- 糸削り節 適量
道具
- 鍋
- バット(漬け容器)
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato