本来は夏野菜の南瓜ですが、食べ頃の9月から12月、秋から冬にかけてが実質の旬と言えるのかもしれません。7月~8月に収穫される南瓜は、収穫してすぐより、2~3か月ほど貯蔵した頃が甘みが増して美味しくなり食べごろとなります。南瓜は緑黄色野菜の少ない冬の時期でも、栄養価も高く、長期保存が可能です。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言われるのも、冬の栄養源として食してきた、昔の人たち知恵からくるもの。現代では、一般のスーパーで海外からの輸入かぼちゃも扱うことから、一年中入手が可能となっていますが、「国産有機かぼちゃ」は、春には一時店頭から消えてしまうこともあります。

南瓜は体内でビタミンAに変わるβカロテンや、ビタミンCやEといった3つの抗酸化ビタミンを多く含み、栄養価たっぷりの滋味野菜です。旬の時期にたっぷりと味わいたいですね!

材料

  • 有機かぼちゃ  500~600g
  • 水       300ml
  • 砂糖          大さじ4
  • 有機醤油      大さじ3
  • みりん        大さじ1
  • 自然塩        少々
    ※調味料は、好みの甘さ、濃さになるよう適宜分量を調整してください

道具

  • 落し蓋

作り方

1.有機かぼちゃのワタや種を取り除き、食べやすい大きさにカットする。煮くずれしにくいように、面取りをし、皮に汚れやかたい部分があれば、取り除いておく。

2.鍋に、かぼちゃの皮の部分を下にして、できるだけ重ならないように並べる。水、調味料をすべて入れて、中火にかける。
※かぼちゃが崩れやすくなるので、あまり動かさないようにすること。

3.煮立ったら弱火にして落し蓋をし、かぼちゃに味がしみ込んで、竹串をさしてすっと通るまで煮えたら出来上がり。

お好みで、煮汁に茹で小豆(つぶあん)を加えて「かぼちゃのいとこ煮」にしても!

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato