「桃太郎さん、桃太郎さん。お腰につけた黍団子・・・」の童謡でおなじみの昔話、桃太郎。このおとぎ話にでてくる黍団子(きびだんご)、正しいレシピがあるわけではないのですが、雑穀の「キビ」でできたお団子であることは間違いなさそうですよね。もちもちとした食感、粘りのある餅黍(もちきび)を炊いてつくだけでもOKですが、餅黍だけでは成型がしにくく串を通しにくいのが難点です。お団子を作る際に使用する「上新粉」を蒸したものを混ぜれば、コロコロと丸めやすくなりますよ。生地には砂糖を加えず、きな粉の甘さだけで十分です。お好みで、餡子を包んだり、胡麻をまぶしても美味しい。また、上新粉の代わりに蒸したさつま芋を使うなど、アレンジの仕方も色々です。桃太郎さんのきびだんご、各家庭で手づくりの味を楽しんで!

材料

  • 有機餅黍(もちきび)  100g
  • 水               150ml
  • 自然塩                ひとつまみ
  • 有機上新粉   100g
  • ぬるま湯    100ml
  • 有機きなこ   15g
  • 甜菜糖            小さじ2~

道具

  • 蒸し器
  • ボウル
  • すりこぎ
  • 竹串

作り方

1.餅黍(もちきび)を炊く。炊いたもちきびを、軽くついて粘りを出す。

餅黍(もちきび)の炊き方

2.上新粉をボウルに入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら手でこねてまとめる。

3.2のこねた上新粉を、手ごろな分量に分けて蒸し器で蒸す。

4.上新粉が蒸しあがったら熱いうちに、布巾で包むようにしながら生地をまとめ、よくこねる。もち黍を加えて一緒につきながら全体を混ぜる。

5.串に刺しやすい適度な大きさの団子状にまるめる。(15等分程度)

6.団子を串に刺す。

7.きな粉に甜菜糖(砂糖)を混ぜておく。団子にきな粉をまぶす。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato