風邪をひいている時や、暴飲暴食などで弱った胃腸に優しいお粥。日本では白米や玄米のお粥が定番ですが、「蕎麦の実」を使った蕎麦粥(そば粥)も、古くから親しまれてきました。海外でもお粥のようなものがあります。ロシアでは「カーシャ」という朝食で食べられるお粥、欧米では「ポリッジ(porridge)」と呼ばれるオーツ麦でつくられたお粥は、栄養価が高く消化も良い、ヘルシーな朝食として好まれています。主に朝食で食べられ、最近ではオーガニックやグルテンフリー、RAWのインスタントタイプなども製品化されています。

蕎麦の実にはビタミンやミネラルなどの他、美容や健康に嬉しいポリフェノールの一種「ルチン」が豊富に含まれています。しかも、グルテンフリー。日本のスーパーフードとしても注目の食材「蕎麦の実」を使ったお粥は、体調が優れない日だけではもったいない!毎日の食事のレパートリーに加えてみてはいかがですか?

材料

  • そばの実(剥きそば・丸抜きそば) 1カップ(およそ150g程度)
  • 水      3カップ(茹でるための分量)
  • 有機そば粉  大さじ1
  • 水      1カップ
  • 自然塩  ひとつまみ

道具

  • ざる
  • ボウル

作り方

1.そばの実をボウルに入れ水に浸しながら、浮いてくるゴミなどを取り除き洗う。蕎麦の実を茹でる。10分程度、好みのかたさに茹でたら、一度ざるに上げてさっと水でぬめりをとる。
※1カップでおよそ150g程度の蕎麦の実に対して、水3カップ程度

2.茹でたそばの実の重量およそ200g程度に対し、そば粉大匙1を1カップの水で軽く溶き、鍋に移して弱火でとろりとなるようかき混ぜながら加熱する。(1~1.5人分)

※そば粉がなければ入れなくてもOK
※あらかじめ炊いておいた蕎麦の実をお粥にしてもOK

3.茹でた蕎麦の実と塩一つまみを鍋に加えて加熱する。とろみの程度や柔らかさが、お好みのお粥になったら出来上がり。

蕎麦の実150g程度を茹でるとおよそ400g程度に出来上がります。(2~3人分)
お好みで梅干しや薬味などを添えても。
※そばアレルギーのある方はご注意ください

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato