寒い季節に旬をむかえる大根。冬の寒風を利用し、軒先などで大根を干す田舎の風景は、この時期の風物詩です。最近では都会でも自家製干し野菜(自家製切り干し大根)作りを楽しむ家庭も増えてきたようです。そのままでは傷んでしまう野菜も、乾燥させることで長期間保存する事が可能に!また、野菜を干すことで、うまみ成分や栄養成分もぎゅっと凝縮されるのも、干し野菜の良いところですよね。そんな干し野菜の中で「切り干し大根」は、最も代表的と言えるポピュラーな保存食です。そして定番の「切り干し大根の煮物」はどこか懐かしい、おふくろの味。冷めても美味しいのでお弁当にも重宝しますよ。少し多めに作り置きして家庭の常備菜にどうぞ。

材料

  • 有機切り干し大根         40g(乾燥しているもので)
  • 有機人参        50g(1/3本程度)
  • 油揚げ         1枚
  • だし汁         2カップ弱
  • 有機醤油        大さじ2.5~
  • みりん         大さじ2
  • 油           適量

道具

  • 落し蓋

作り方

1.乾燥切り干し大根をさっと水でもみ洗いしてから、10~15分程度たっぷりの水に浸して戻しておく。もどった切り干し大根を、手でぎゅとしぼって水気をきっておく。長すぎるものは好みの長さに切っておく。

2.油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、タテ半分に切ってから短冊切りにする。有機人参は洗って皮を剥き、油揚げと同じくらいの長さの千切りにする。

3.鍋に適量の油を入れて人参、切り干し大根、油揚げを軽く炒め、ひたひた程度のだし汁(2カップ弱程度)に醤油、みりんを加えて中火で煮ていく。

4.途中落し蓋をして、弱火で味を染み込ませるように煮含める。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato