日本のカレーのお供といえば、福神漬(ふくじんづけ)。着色料で真っ赤に色付けされた不自然な福神漬もいまだに健在とはいえ、健康志向が高まる中、最近では「茶色い福神漬」がポピュラーになってきているようです。そんな茶色い福神漬も、原材料を見ると、化学調味料、酸味料、合成甘味料などがたっぷりのものが多いのは残念ですね。茶色いから自然派というわけではないので注意しましょう。

オーガニックスーパーなどでは、無添加、国産、天然調味料で作られた福神漬を購入することも可能ですが、簡単に手作りすることもできますよ!旬の野菜を選び、砂糖やお酢の分量などを調整して自分の好みの味に仕上げ、無添加の福神漬を作ってみませんか?カレーの付け合せとしてはもちろん、ご飯のお供や箸休め、お酒のおつまみなどにもおすすめです。

福神漬けには一般的に7種の野菜が使用され、その中には「ナタ豆」が含まれます。なかなか一般では入手しにくい野菜なので、モロッコいんげんなどで代用。また、紫蘇の実はフレッシュなものが入手できない場合は塩漬けを使用してください。

材料

  • 有機きゅうり 1本
  • 有機なす   1本
  • 有機大根   5cmカット分程度(干し大根でもOK)
  • 有機蓮根   あれば小ぶりのもの1節(適量)
  • モロッコいんげん(あればナタ豆)  5本
  • みょうが  2本
  • 有機生姜   1片
  • しその実(旬でない時期は塩漬け) 大さじ2
  • 塩(塩もみ用)  適量
  • 有機酢(蓮根下ごしらえ用) 少々
  • 有機醤油  150ml
  • 天然醸造酢  75ml
  • みりん   大さじ1.5
  • 砂糖(甜菜糖などお好みで) 大さじ1
  • 鷹の爪   1~2本

道具

  • 保存容器(ボウルなどでも可)

作り方

1.きゅうり、茄子、大根はいちょう切り、みょうがは薄く輪切りに、生姜は千切りにし、軽く塩もみして、水気が出てきたら軽くしぼる。蓮根は、小さいものはそのまま薄く輪切りに、直径の大きなものは適度な大きさにカットして、少量の酢を入れた水にさらす。モロッコいんげんは、さっと下茹でして小口切りに。
*紫蘇の実の塩漬は水につけて塩抜きする
*干し大根を使う場合は水で戻しておく

2.鍋に醤油、酢、みりん、砂糖、鷹の爪を入れていったん沸騰させ、火を止める。調味液が熱いうちに、水をきった1の野菜を入れて漬け込む。

3.粗熱がとれたら、冷蔵庫へ。一晩以上漬けて調味液が野菜にしっかりと味がなじんでいたら出来上がり。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato