春はあさりが産卵に備えて栄養を蓄え、身もふっくらと肥えてとても美味しくなる季節。この旬の時期に食べたくなる代表的な料理のひとつが、あさりの炊き込みご飯ですね。通常炊き込みご飯は具材とお米を一緒に炊き込みますが、あさりは加熱しすぎると身が縮み硬くなってしまいます。そのため煮汁でご飯を炊き、蒸らしの段階であさりの身を投入するのが、美味しくつくるポイントです。あさりから出る旨味たっぷりの汁が全部入っているから、出汁も不要ですよ!

材料

  • 有機分搗き米 2合
  • 国産活あさり 500g
  • あさりの煮汁+水 計360ml
  • 有機生姜      25g
  • 日本酒   150ml
  • 有機醤油 大さじ1
  • みりん  大さじ1
  • 自然塩  ひとつまみ
  • あさつき  適量

道具

  • 土鍋

作り方

1. あさりを3%程度の濃度にした食塩水に重ならないように入れて砂抜きしておく。(※あさりの砂抜き:塩大さじ2+水1L)
砂出ししたあさりを、殻をこすりあわせるようにして良く洗って水をきる。鍋に日本酒、千切りにした生姜、あさりを入れ蓋をし、適宜ゆすりながら加熱する。醤油、みりん、塩少々を加えて味つけする。

2.あさりの身を殻から外して煮汁と具を分けておく。お米をといで1~2時間程度水に浸し、ざるにあげておく。3で分けておいた煮汁を計量し、不足分は水を足して360mlになるよう調整したものでご飯を炊く。

3.ご飯が炊きあがり蒸らす段階になったら、具(あさりと生姜)をのせて蓋をし蒸らす。蒸らし終わったら具を全体に混ぜ、お好みで刻んだアサツキや小葱、三つ葉などを散らす。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato