軒先にずらりと吊るされた干し柿は、日本の原風景を思わせる懐かしい光景。今では都会ではもちろん、地方でもあまり見られなくなってきているかも?都会のマンションなどでは干すスペースが無かったり、風通しが悪く高温多湿になりやすい室内では、カビが生えやすく干し柿づくりにはむきませんが、工夫次第で都会でも干し柿づくりは可能ですよ。材料は渋柿、そしてつるす紐だけ!皮をむいて軒先に吊るせば美味しく出来上がります。

秋になると店頭に並ぶ柿ですが、販売されるのはすぐに食べられる甘柿がほとんどで、干し柿用の渋柿は手に入りにくいかもしれません。ファーマーズマーケットなどで手に入ったら、是非試してみて。

材料

  • 渋柿(枝がT字型で残っているもの)

道具

作り方

1.渋柿のヘタの余分な部分を、はさみで切っておく。

2.ピーラーや包丁で、柿の皮を剥く。

3.ヘタのT字の部分に、50cm~70cm程度に切っておいた紐を使い、2~3個、程よい間隔を空けて柿を結びつける。紐ごと熱湯に5~10秒浸して滅菌する。

4.軒先など、雨が当たらず風通しの良い場所に、柿どうしが触れないように干す。
※基本は天日干しで。雨の日は濡れないように、風通しのいい室内へ移す。

5.7日くらいして表面が乾燥しかたくなってきたら、軽く揉む。
※以降、数日おきくらいに揉むと良い。

2週間後

3週間後

完成期間は、柿の種類や大きさによって異なります。お好みの干し具合でお召し上がりください!

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato