野芹(せり)は、水田などの湿地、川や畦道など水辺に生えるセリ科の多年草です。春の七草のひとつでもあります。別名で“白根草(しろねぐさ)”とも呼ばれ、その根っこ部分は葉茎と一緒に、食べることができます。一般に流通している芹は栽培物が多いですが、自生している野生の芹(野ぜり)も販売されることがあります。栽培されているものより、長さが不揃いなものが多く根っこも短かったり汚れがあったりするため少し手間はかかりますが、丁寧に下処理をしてから、お浸しや和え物、鍋ものなど、様々な料理でお楽しみください。

材料

  • 野せり

道具

  • ボウル

作り方

1.葉茎、根など傷んでいるものがあれば取り除く。水をはったボウルなどにつけ、振り洗いしながら土などの汚れを洗い落とす。

※野せりは長さがばらばらだったり曲がっているものも多いので、根の方向をそろえると扱いやすくなります。

3.ひげ根部分は特に泥などがたまりやすいので、流水を使ってしっかり落とす。
※栽培ものの芹は白くきれいなものが多いですが、しっかり洗いましょう。

※洗っても落ちないような、傷んでいる黒いひげ根は、指でつまんで落としてください。茎が細いものは包丁を使わなくても手で簡単に折る(切る)ことができます。

※根っこがついたまま調理してもよいですが、レシピによって事前に切り離して調理してください。切り離した根っこ部分も、炒め物やみそ汁、鍋などで美味しくいただくことができます。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato