爽やかな甘みと酸味が美味しいマーマレード。農薬やワックス、防カビ剤などが気になる方も多いのではないでしょうか?輸入のオレンジではなく、国産の柑橘類を使って、手づくりしてみませんか?いつもは剥いて捨ててしまう皮と、果肉を贅沢にたっぷり使って、マーマレード作りにチャレンジしてみましょう。わざわざペクチンを添加しなくても、自然とペクチンが溶け出してゼリー化するから大丈夫!この時期美味しい、甘夏で美味しいマーマレードを作ってみませんか?

材料

  • 有機甘夏(皮・果肉) 2~3個
  • ビートグラニュー糖 甘夏重量の50%~好みで調整
    ※使用する砂糖は甜菜糖や三温糖などでもOK

道具

  • ホーロー鍋
  • 木べら
  • お茶パック(またはガーゼなど)
  • 保存瓶

作り方

1.甘夏を水でよく洗う。包丁で皮を4~6等分くらいに切れ目を入れ、皮を剥く。皮に傷や汚れがあったら包丁で削り取る。中の房は薄皮を剥き、種を取り除いて実を出しておく。種は捨てずにとっておく。

2.皮を水に半日程度さらして苦味を取る。さらに、たっぷりのお湯で2~3回茹でこぼし、ざるに上げた後水気は絞っておく。

3.皮の内側の白いワタ部分を軽くスプーンでこそぎ落とし、皮を千切りにする。白いワタ部分にもペクチンが含まれるため、完全にとってしまわないようにする。
皮と実の重さを計っておく。(これにより砂糖の分量を決める)

4.鍋に甘夏の皮と実、お茶パックやガーゼなどで包んだ種も、一緒に鍋に入れて火にかける。途中、灰汁が出てきたら適宜取り除く。

5.コトコトと煮ながら、途中、種は取り出して捨てる。砂糖は3回位に分けて加え、煮詰めていく。透明感やツヤが出てきたら火を止める。少しゆるいと思うくらいでも、冷めると硬くなるのでOK。

6.熱湯で煮沸消毒した保存容器に、出来上がったマーマレードを熱いうちに入れて保存する。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato