干瓢(かんぴょう)はウリ科の夕顔(ユウガオ)の実を、くるくると細長くひも状に剥いたものを乾燥させたもの。かんぴょう巻きなど海苔巻きの具材としておなじみですが、他にも昆布巻きやロールキャベツ、おでんのもち巾着など、食材がほどけないように「ひも」の役割として料理に使われることが多いですよね。かんぴょう巻きは好きでも、かんぴょうが夕顔の実であることを知らない子供も多く、また、ひものように使われていると、食べられるものだと知らずにわざわざ残す人もいるそうです。
そんなかんぴょうを使って家庭で巻き寿司を作ろうとする場合、あらかじめ味付けされた便利な冷蔵加工品や、缶詰など長期保存のきく干瓢煮も販売されていますが、やはり気になるのは、使われている素材の産地、漂泊の有無、調味料や保存料のこと。乾物の無漂白かんぴょうから好みの調味料を使って、いちから手づくりしてみてはいかがですか?
材料
- 無漂白かんぴょう 25g
- 塩 少々
- だし汁 150ml
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 有機醤油 大さじ2
道具
- 鍋
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato