黄色と白の彩りが美しく華やかな、錦たまご(二色玉子)。金糸や銀糸など色糸を使って織られる、色彩豊かな織物の錦(にしき)のように、卵の黄身と白身の2色を「金」「銀」「錦」に例えられ、縁起が良くお正月のおせち料理に華を添えるためにも欠かせない一品です。「2色」を語呂合わせで「にしき」とする説もあるようです。
お正月近くなると、かまぼこや伊達巻同様に錦卵も売り場に並びますが、甘すぎたり、本来必要ない原料を使っているもの、添加物が気になるものも多いですよね。材料もシンプルで作り方も意外と簡単。卵そのものを自分で選ぶことができ、手作りなら甘さも調節可能です。オーガニックの卵や平飼いの有精卵などを使って、いちから手作りしてみませんか？
材料
- 有機卵(平飼い卵) 6個
- 砂糖 大さじ4～
- 自然塩 少々
道具
- 鍋
- 蒸し器
- 四角い型
- 目の細かい裏ごし器
- 木べら
作り方
1.卵を茹でて固ゆで卵にし、殻を剥いて白身と黄身に分けておく。(白身は軽く水洗いし、水気をきっておく。)白身を裏ごしし、ホロホロにする。ビートグラニュー糖を大さじ2、塩少々を加えて混ぜあわせる。
2.黄身を裏ごしし、ホロホロにする。ビートグラニュー糖を大さじ2、塩少々加え、まんべんなく混ぜあわせる。
※甘めが好きな方は、砂糖の量を好みで大目にするなど調整する。
3.型に白身を入れて軽く押しながら平らに整えた後、その上に黄身をのせて敷きつめる。はじめに3/4程度の量を敷き詰めてから、残りを飾りの為、押しつぶさずふんわりと重ねても良い。
3.蒸し器に型を入れて7～10分程度蒸す。
4.蒸しあがったら蒸し器から取り出してそのまま冷ます。冷めたら型から外し、好みの形や大きさにカットする。
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato