鰆(サワラ)は、漢字に“春”が入っているので、春が旬というのは間違いではないのですが、旬の時期は地域によっても異なります。関東では主に産卵期前の脂がのった冬が鰆“寒鰆”が好まれています。また、鰤(ぶり)と同じく成長とともに名を変えることから、出世魚としておせち料理の焼き物でも使われる、縁起の良い魚です。くせのない白身魚だから、すだちを使った幽庵焼きにもおすすめ。爽やかな柑橘系の酸味と香りが上品な一品です。

材料

  • 鰆  2切れ
  • 有機すだち 3個
  • 酒  大さじ2
  • 本みりん 大さじ2
  • 有機淡口醤油 大さじ2
  • 塩 適量

道具

  • 魚焼き用のグリル
  • バット
  • ボウル

作り方

1.サワラに軽く塩を振り、15~30分程度置いておく。水分が出たらキッチンペーパーなどで拭いておく。

2.すだち2個を3~5mm程度の輪切りにする。調味料を合わせておく。

3.ボウルなどに調味液と輪切りのすだちを入れる。

4.さわらを調味液に1時間程度漬けておく。
※冷蔵庫で保存

5.漬け汁から取り出し、魚焼きグリルで鰆を焼く。途中適量の漬け汁を表面に塗って焼く。
※焦げやすいので注意。

6.器に盛り半分に切ったすだちを添え、食べる時にすだちをしぼる。木の芽やはじかみを添えても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato