寒天の原料は、天草(てんぐさ)やオゴノリなどの海藻類だということはご存じですか?ところてんをはじめ、寒天寄せや寒天ゼリーなど、一般的に“寒天”で作られるものは、この天草を使って作ることも可能です。“寒天”は棒寒天や糸寒天、粉寒天など様々なタイプが流通しており、調理に時間もかからないのでとても便利。一方の乾燥天草から作る場合は、洗う、煮る、濾すの工程が必要なので少しひと手間かかりますが、100%天草で作ったところてんは一味違いますよ!

▽天草(てんぐさ)と寒天(かんてん)と心太(ところてん)の関係
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材料

  • 天草(乾燥) 20~25g
  • 水  1.2L
  • 酢  大さじ1/2

道具

  • ボウル
  • ざる

作り方

1.調理に使用する分の天草(てんぐさ)を量る。

2.水を張ったボウルに天草を浸して、優しく揉み洗いをする。浮いてきたごみなどは取り除く。

3.ごみや砂が無くなるまで、何度か洗ってはざるにあげるを繰り返す。

4.ざるにあげて水気をきる。

5.鍋に1.2Lの水と天草を入れ、火にかける。沸騰したら中火にし、大さじ1/2杯お酢を加え30~40分とろりとしてくるまで煮る。

6.トロトロに煮込んだ天草の液を漉し器やさらし布等で濾す。
※濾し終わった液を調理にお使いください。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato