一般的に、市販品を購入することが多いと思われる、ピーナッツバター(ピーナッツペースト)。基本的に、落花生を細かく砕いてペースト状に練るだけでピーナッツバターはできるので、自家製ピーナッツバターも作るのはとっても簡単です。砕いたピーナッツに糖分や塩分、油脂分などを加えて、美味しく日持ちするように加工したものが一般に市販されているもの。無添加のものであっても、気になるのは使用している砂糖とその量、そしてピーナッツの鮮度と安全性ですよね。

もともと油脂分を多く含むピーナッツは酸化しやすいものです。製造日や賞味期限の記載はあっても、使われている原料のピーナッツがいつ収穫されたものなのか?は明記されていることはまずないので、すべてが新鮮なものを使っているかどうかはわかりません。国産有機落花生の殻付きの新豆を、煎りたて、そして剥きたてのものを使って、自家製ピーナッツバターを作ってみませんか?その他の材料も自分好みに調整でき、その日食べたい分だけ、作り置きせず少量からできるのも手作りならではですね。

材料

  • 有機殻つき落花生 150g(剥いた落花生正味)
  • 国産純粋はちみつ 100g~
  • 自然塩              5g
  • 紫蘇油             100ml
    *紫蘇油をはじめグレープシードオイルなどクセの少ないオイルが良い。あればピーナッツオイルでも。

道具

  • フードプロセッサー(すり鉢などでも可能)

作り方

1.落花生の殻と薄皮を剥く。
剥いた落花生、塩、油、蜂蜜をフードプロセッサーにかける。

2.チャンクタイプが好きな方は少しツブツブの食感を残すくらいに。クリーミィーな食感にしたい場合はオイルの量を少し増やし、フードプロセッサーをかける時間をやや長めにして調節。

【生落花生から作る場合】
生落花生は、殻つきのまま流水で洗って土などを落とした後、天日かオーブンの加熱によりローストするなど十分に乾燥させる。カラカラに乾燥したら殻を割って薄皮を剥いて使う。薄皮が剥きにくい場合は、そのままフードプロセッサーにかけてもOK。生落花生は通常の煎り落花生より早い時期、未成熟の状態で収穫されたもののため、水分が多くフレッシュな食感や香りの残るあっさりとしたピーナッツバターができる。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato