山蕗(やまふき)が出回る初夏に作りたい、伽羅蕗(きゃらぶき)。きゃらぶきの“伽羅”は、沈香木のひとつ。その濃い黄褐色を伽羅色(きゃらいろ)と呼ぶように、アク抜きをした蕗を醤油やみりん、砂糖などで濃い茶色“伽羅色”になるまで煮たもの。伝統的な保存食でもあり、ご飯のお供にぴったりです。佃煮状にしっかり濃い味付けにすれば、より保存力は高まりますが、家庭では薄味にさっと炊き上げ爽やかな山蕗の香りを楽しんで!

材料

  • 山ふき 300g
  • 有機醤油 大さじ5
  • 酒 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖  大さじ1

道具

  • 落し蓋

作り方

1.山蕗は事前に下処理をしておく。

2.お好みの長さ(3~5cm程度)に切る。

3.鍋に調味料(醤油、酒、みりん、砂糖)を入れて蕗を煮る。

4.途中落し蓋をし、時々箸で混ぜながら汁気が少なくなるまで煮る。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato