身欠きにしんは、鰊(にしん)の頭と内臓を取り除き、干して乾燥させたもの。昔ながらの乾物で、保存食でもあります。調理する前には米のとぎ汁に漬けて戻すと、鰊の臭みを軽減してくれます。身欠きにしんといえば“昆布巻き”がおなじみですが、細切り昆布を使った煮物なら、あまり手間もかからず短時間で作れるのがうれしい。常備菜におすすめ!

材料

  • 身欠きにしん(乾燥) 3~4本
  • 細切り昆布(乾燥)        30g
  • 干ししいたけ  2枚
  • 有機人参  1/3本
  • 有機生姜  1片
  • 干し椎茸の戻し汁+水 400ml
  • 有機醤油 大さじ3
  • 本みりん 大さじ3
  • 砂糖  小さじ1

道具

  • ボウル

作り方

1.身欠きにしんを米のとぎ汁に一晩~1日ほど漬けて戻しておく。柔らかく戻ったらさっと水洗いして、エラのかたい部分を落とし、小骨が気になる場合は取り除いておく。

2.細切り昆布を調理前に水に浸けて戻しておく。干し椎茸は水に浸けて戻しておく。
※椎茸の戻し汁は出汁に使うので、捨てずにとっておいてください。

3.戻した椎茸は軸をおろして薄切りにし、人参、生姜は細切りにする。鰊は1cm程度に切る。

4.鍋に椎茸の戻し汁と水を合わせて400ml入れ、水気をきっておいた細切り昆布、鰊、椎茸、人参、生姜を入れてひと煮立ちさせる。

5.醤油、みりん、砂糖を加え、途中で落し蓋をし、煮汁が少なくなるまで煮る。

6.火を止めて一度冷まし、再加熱して味を染み込ませる。
※すぐに食べられますが、一晩置いてからの方が味がしっかり染み込みます。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato