金時豆の水無月 6月30日夏越の祓(なごしのはらえ)にいただく和菓子としても知られる「水無月(みなづき)」。ういろうの上に蜜漬けした小豆をのせた、三角の形状が特徴的なもちもちとした食感の和菓子です。基本は小豆を使いますが、家庭では煮崩れしにくい金時豆を使ったり、市販の甘納豆などを使っても良いと思います。この半年の罪のけがれを祓い、残り半年の無病息災を願いましょう。 材料 有機金時豆 75g 甜菜糖 100g 水あめ 大さじ1/2 水 75ml 上新粉 60g 本葛粉 40g 小麦粉 30g 白玉粉 20g 甜菜糖 150g 水 250ml 道具 ボウル 粉ふるい 漉し器 鍋 蒸し器 蒸し布 キッチンペーパー(落し蓋用) 型 (150×135×45mm) 作り方1.金時豆は4倍程度のお水に一晩浸けておく。そのまま浸けた水ごと鍋に移し、強火で5分程度茹でて沸騰したらさし水をし、再び沸騰したらざるにあけ、湯を捨てる。再び豆を鍋に戻し、水を加えて中火にかける。沸騰したらごく弱火にし40~50分、柔らかくなるまで茹でる。途中、アクが出たら取る。 2.豆が指でつぶせるほど柔らかくなったら火を止め、ざるにあげる。別の鍋に、水75ml、砂糖2/3を入れて中火にかけ溶かす。沸騰したら火を止め、豆を入れて落としぶたをし常温で一晩そのまま浸しておく。 3.一晩おいた豆をそのまま再度中火にかけて沸騰させる。一度豆と煮汁(みつ)に分け、みつだけを中火にかけ、残りの砂糖と水あめを入れて溶かし、火から下ろす。再度豆を鍋に戻し、落としぶたをしさらに常温で一晩(8時間以上)みつに浸けておく。再度中火にかけて沸騰させ、その後ごく弱火にして20分間程度煮る。汁けをきり、豆をバットなどに入れて乾かす。 4.ボウルに本葛粉と白玉粉を入れてよくつぶし、50mlくらいの水で混ぜる。ふるっておいた上新粉と小麦粉を加える。鍋に残りの水200mlと砂糖を火にかけ沸騰させ、ボウルの粉類と合わせる。 5.4を漉し器で漉す。大さじ3杯程度をとりわけておく。型に生地を流し入れ、蒸し器で20分程度蒸す。 6.蒸し器の蓋をあけ、残しておいた生地大さじ3程度を流し入れ、豆を並べる。蓋をしてそのまま10分程度蒸す。 7.蒸し器から出し、冷めたら型から出して三角形にカットする。 ※金時豆を使いましたが、小豆を使ったり、市販の甘納豆などでも。写真の水無月は甜菜糖を使っていますが、精白糖、グラニュー糖を使うと生地は白っぽくなります。 Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato Aki2020-07-24T06:00:23+09:002020年6月25日|Categories: おやつ, 献立|Tags: 上新粉, 和菓子| FacebookXTumblrPinterest電子メール