春の味覚、たけのこ。水煮などの加工品が流通している為、今では一年中食べることができる食材ですが、本来は春の短い期間しか採ることができないものです。採りたては生でも食べられると言われていますが、鮮度を保ちにくく、掘りだしてからすぐにアクがまわりエグミが増してしまうため、通常はアクを抜くための下処理が必要です。できるだけ新鮮なうちにアク抜きをして、美味しい旬のたけのこ料理を味わいましょう。
たけのこのアク抜きには、昔から米ぬかが使われています。自宅で玄米を精米することが少なくなった現代では「ぬか」の入手がむしろ困難なため、たけのこが出回る時期になると、購入時無料で米ぬかをサービスするお店も多くあります。米ぬかが入手できなかった場合は、お米のとぎ汁を代用にしても良いですよ。米ぬかと一緒に鷹の爪を入れる理由は、ぬかの臭さを軽減する、殺菌して腐敗を防ぐためなど諸説あるようです。
材料
- たけのこ
- 米ぬか 適量(一握り、1/2カップ程度)
- 鷹の爪(唐辛子) 2~3本
道具
- 鍋
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato