「柿が赤くなると、医者が青くなる」という有名なことわざがあるくらい、柿はビタミンCをはじめβカロテン、食物繊維やミネラルをたっぷり含んだとても栄養価の高い果物です。「甘柿」と「渋柿」がありますが、甘柿には渋み成分が入っていないのではなく、実は甘柿にも渋柿と同じ渋み成分「シブオール」が含まれるのだとか。この「シブオール」はタンニンの一種。甘柿は熟すにつれて渋みが抜けていきますが、渋柿は渋抜きをする必要があります。渋抜きにはいくつかの方法がありますが、家庭で行うのに一番手軽なのは「アルコール脱渋」。醂す(さわす)ことで、美味しく食べられるように!

材料

  • 渋柿     必要な数
  • 35度以上のアルコール 適量

道具

  • バット
  • ビニール袋

作り方

1.アルコール度数の高いお酒(焼酎・ウイスキー・ブランデー・ホワイトリカーなど)を用意し、バットなどの容器に適量入れる。

2.渋柿は軽くふきんなどで汚れを拭いておく。ビニール袋の中に、軽くアルコールをしみこませたキッチンペーパーや新聞紙などを敷いておき、その中へ、ヘタの部分をアルコールに浸した柿を入れて密閉する。
※少量の場合はジップタイプの袋でもOK。

3.そのまま冷暗所で4~7日程度寝かせれば完成!室温により脱渋の進み具合が異なるため、適宜味見をして確認してください。

渋が抜けたら、ビニール袋から出して保管してください。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato