秋鮭の時期になると店頭に並ぶ「生筋子」。筋子は、鮭や鱒といったサケ科の魚卵が卵巣に入ったままの姿です。一般的に「筋子」といえば、塩蔵されたものが販売されていますが、この時期には塩漬けされていない、生の鮭の筋子が出回ります。これをほぐしてバラバラにすれば、あの高級な「いくら」になるというわけですね。漬け汁などに添加物や化学調味料などを使わない、旬の生筋子からつくるイクラの醤油漬。お醤油は是非有機醤油を選んで!プチプチとした食感がたまらない、この時期だけの贅沢を思う存分味わいたいですね。

材料

  • 生筋子  1本  ( 約700g )
  • 昆布   1枚  ( 5~10㎝角くらい )
  • 有機醤油   60ml
  • 酒    20ml
  • みりん     20ml
  • 自然塩  30g ( 1Lの水に対して3~4% )

道具

  • ボウル
  • ざる

作り方

1.鍋に醤油、みりん、酒を合わせ、昆布を入れて一度煮立たせる。漬け汁は冷ましておく。

2.塩を入れた40度~42℃程度のお湯に生筋子をつけて、手で優しくほぐす。

3.筋(薄い膜)を取り除き、ほぐした卵をざるにあげて水を切る。

4.容器に漬け汁(昆布は取り除く)、ほぐした筋子を入れて冷蔵庫で一晩置く。

※冷蔵庫保存で1週間以内程度でいただく

ご飯と一緒に、いくら丼や海鮮丼、軍艦巻きなどにもどうぞ。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato