一年中、季節をとわず入手可能で安価なキノコ「えのき」。一般に広く流通している、あの白くひょろひょろとした姿のエノキタケは、菌床栽培されたもので、もやしのように日光を当てずに栽培されています。天然物は、収穫できるのも晩秋から冬にかけてと限定されるため、なかなかお目にかかることができませんが、日光に当たり茶色でかさの部分も大きく、丈も短い。見た目も味も別物のようです。

エノキタケは、ご飯のお供の代表格「なめたけ」でもおなじみですね。実は、「なめたけ」は一般的に市販されている、あの瓶入りの佃煮を総称するものと思っていましたが、実はエノキタケの別名であって、佃煮や商品名ではないのです。「なめたけ」は、市販のエノキで簡単に手作りできちゃいますよ!是非、秋の新米の季節に、炊き立てご飯のお供にどうぞ。

材料

  • えのき   約380g(正味320g)
  • 有機醤油     大さじ5
  • みりん      大さじ5
  • 酒    大さじ3
  • 有機米酢    小さじ2

道具

作り方

1.えのきの根元部分を切り落とし、1/3の長さに切る。さっと洗い、水気をきっておく。

2.鍋にえのきを入れ、酒を加えて加熱する。えのきの水分がでてクタクタになるまで煮る。

3.醤油、みりんを加え、最後に米酢を入れて水分が少なくなるまで煮つめていく。

保存瓶などに入れて冷蔵庫で保存する。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato