イタリアでおなじみのフレッシュチーズ、マスカルポーネ(Mascarpone)。日本ではティラミスの材料というイメージが大きく、あまりポピュラーではないものの、最近流行のパンケーキとの組み合わせでにわかに認知度上昇中です。マスカルポーネはチーズといっても熟成させておらず、クリームチーズに比べても酸味や塩分が少ないのが特徴です。そのため、甘みの少ないスコーンやクラッカーなどにそのまま合わせるよりも、生ハムやスモークサーモンなど塩分のある素材にあわせたり、スイーツの原料としてや生クリームのようにお料理に使われることが多いですよね。レシピに「マスカルポーネ」と書いてあるけれど、近くのコンビニやスーパーで扱っていないし遠くのお店までわざわざ調達しに行くのは大変・・・そんな時には、生クリームとレモン汁を使って代用できるので、ぜひ試してみて!もちろん、使うのは「ホンモノの生クリーム」で。「植物性脂肪」のホイップクリームでは作れないのでご注意を。

材料

  • 生クリーム 500ml
  • 有機レモン汁 大さじ3

※レモンの酸度により分離しにくいことがあります。
※生クリーム500mlで350~400g程度のマスカルポーネができます。

道具

  • ボウル
  • 木べら
  • 濾し布
  • 保存容器
    ※漉し布が無ければ目の細かい濾し器、ネット2~3重にしたものを使ってもOK

作り方

1.鍋にお湯を沸かし、ボウルに入れた生クリームを湯煎にかける。

2.レモン汁を加え全体をやさしくかき混ぜる。

3.徐々に分離してきたら、5~10分ほどしばらくそのまま置いてボウルを外して粗熱をとる。

4.別のボウルと濾し布を用意し、3を流し入れ、軽く余分な水分を落とす。

5.密閉できる容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato