宮城県の仙台で食べられているという、焼きハゼ出汁のお雑煮。最近は漁獲量も減ってしまい手に入りにくくなったようですが、お正月近くになると、焼いたハゼを藁縄などで吊るして乾燥させた、ハゼの焼き干しが出回ります。そのハゼの焼き干しで出汁をとり、ひき菜(大根、人参、牛蒡を一度湯がいてから一晩凍らせておいたもの)や高野豆腐、ずいき、芹、などの食材と醤油ベースの味つけが特徴です。

材料

  • ハゼの焼き干し 4~5匹
  • 昆布     5cm角1枚
  • 有機大根     150g
  • 有機人参       50g
  • 有機ごぼう      50g
  • 高野豆腐       1枚
  • 餅          4個
  • 有機醤油(淡口)  大さじ2
  • 酒      大さじ2
  • 自然塩    小さじ1/2
  • せり       適量
  • かまぼこ     適量
  • いくら      適量

道具

作り方

1.大根、人参、牛蒡を細切りにし、たっぷりのお湯を沸かしてさっとゆがく。ざるにあげて粗熱をとってから一晩冷凍しておく。(ひき菜をつくる)
※丁寧に下処理したい場合は別々にゆがき、個別に冷凍してください。

2.焼きハゼと昆布で出汁をとっておく。
※水1Lで焼きハゼ4~5匹

※沸騰する前にハゼと昆布を出す。(ハゼは飾るため、崩れてしまわないようそっと取り出してください。)

3.出汁に1の凍らせておいたひき菜を入れて一に立ちさせ、あらかじめ戻して細切りにしておいた高野豆腐を加える。塩サケ、醤油で味を調える。
※その他ずいきなど、お好みの具材を入れてください。

4.お椀に焼いた餅を入れて3の汁と具材をよそう。

5.刻んだセリ、かまぼこ、いくらを飾る。

6.とっておいたハゼをのせて出来上がり。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato