信州の代表的なお漬物のひとつ、野沢菜漬け。一般的なスーパーなどでも購入できますが、信州地方に旅行で訪れたら必ずと言っていいほど購入するお土産の定番でもあります。一般に販売されている漬物に化学調味料た保存料が使われることも多いのは、発酵の度合いによって味や色の変化してしまうを防ぐためでもあります。もともとは塩のみで漬けられ、乳酸発酵によって出来上がる野沢菜漬け。漬けるうちに熟成した旨みが感じられるようになり、色もだんだんと緑からべっこう色へと変化していきます。
野沢菜の収穫が始まるのは11月初めから半ばにかけて。この時期になると昔ながらの方法で野沢菜を漬ける家庭も、今でも多くあります。成長した野沢菜は、1メートル近くまで成長するため、都会ではあまり目にすることのない専用の四角くて大きな樽や重石がホームセンターで販売されています。都会では入手しにくくスペースの問題もあるので、軽く干して曲がるようにしてから丸い樽などに漬けるのがおすすめです。
材料
- 野沢菜 2kg程度~
- 自然塩 3%
- 鷹の爪 2本
道具
- 保存容器(漬物樽など)
- 重石