ふわりと酒粕の香りと甘さが特徴的な奈良漬は、野菜を塩漬けにした白瓜や胡瓜などの野菜を、酒粕に何度も漬け替えながらつくるお漬物です。家庭で作るのは難しいかな?という方も、時間はかかりますが、意外と簡単に作れますので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?お店で売っているようなべっこう色の奈良漬けにするには、一般的にカラメルを使用しているザラメが必要になります。あの特徴的な濃い飴色にはなりませんが、粗糖でも大丈夫です。本格的な奈良漬けは何度も漬け直しをするものですが、家庭で少量を漬けるなら、1度浸けてそのままでも十分美味しくできますよ。

材料

  • 白瓜   2本(450g程度)
  • 酒粕      750g
  • 粗糖     300g
  • 自然塩    70g  (瓜の重さに対しおよそ15%程度)

道具

  • 漬け容器
  • ざる

作り方

1.洗った白瓜を縦半分に切る。

2.スプーンなどで中の種をとる。

3.瓜に塩をまぶして重石をし、塩漬けにする。

4.2~3日程度塩漬けして水があがったら、ざるなどにあげて軽く干す。

5.酒粕と砂糖を混ぜる。漬け容器の中に交互に入れて漬ける。
※瓜のくぼみ部分に塗りこみながら、空気に触れないようにしっかり漬ける。

6.1年程度漬けて出来上がり。
※写真は漬けてから17か月目

7.漬け粕を落として、食べやすい大きさに切る。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato