桜の季節を楽しむ日本の春、そして3月3日のひな祭りにも欠かせない伝統的な和菓子「桜餅(さくらもち)」。桜を思わせるピンク色が特徴の桜餅ですが、残念ながら多くの市販の桜餅のその色には合成の着色料が使用されます。無着色の白い桜餅も目にすることがありますが、特に女の子の節句のお雛祭りには、やっぱり可愛いピンク色のものを選びたくなるものですよね。もし無添加の桜餅が近くで買えないなら、手作りするのがおすすめです。食紅の代わりに「ハイビスカスティー」を使って着色すれば、ハイビスカスの花の天然の赤い色によって、簡単にきれいなピンク色に染まりますよ!ハイビスカスティーの特徴でもある、あの酸味も心配無用。無添加の桜餅をお探しの方、手作り派の方は是非お試しください。

材料

  • 道明寺粉  100g
  • オーガニックハイビスカスティー 50cc
  • オーガニックシュガー   適量(好みで)
  • オーガニック餡子   適量
  • 桜の葉の塩漬け(国産無添加)   数枚
  • 桜の花の塩漬け(国産無添加)   飾り用

道具

  • 蒸し器
  • 蒸し器用布
  • ボウル
  • 木べら

作り方

1.道明寺粉を30分~1時間程度、水に浸しておく。桜の葉と花の塩漬けは、それぞれ水に浸けて適度に塩抜きをしておく。

2.1の道明寺粉を水を切って、蒸し器で5分程度蒸す。やや硬めに蒸しあがった道明寺粉をいったんボウルに移し、濃いめに入れたオーガニックハイビスカスティーを加え、木べら等でまんべんなく混ぜ、数分置いて色をなじませる。

※ビシャビシャにならないよう、ハイビスカスティーは少しずつ加えて調整する。生地に甘さをつけたい場合は、ハイビスカスティーが熱いうちにお砂糖を加えておく。

3.ピンク色になった2の道明寺粉を、再度蒸し器に戻して3~5分程度蒸す。蒸しあがった道明寺粉の粗熱をとったら、好みの大きさに丸めた餡子を包む。

水気をとった桜の葉で、丸めた道明寺を包む。お好みで桜の花を飾る。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato