春の味覚と言えば、たけのこ。そして、ちょうど同じ季節に旬を迎えるのが新ワカメです。たけのこは水煮や缶詰として、そして若芽(ワカメ)は乾燥ワカメや塩蔵ワカメなどで通年流通しているので、どちらも季節を問わずに入手可能ですが、旬のものには素材の風味や香り、食感など、加工品では太刀打ちできない美味しさがあります。春のタケノコと新ワカメ、どちらも「新物」が出回るシーズンには、思う存分味わいたいものですね。筍とワカメの組み合わせは、もちろん味噌汁も美味しいのですが、出し汁とほんのわずかなお醤油で香りづけした、お吸いもの「若竹汁」で。まずはシンプルに、素材の味を味わいたい!

材料

  • 筍(穂先の部分)         5cm (85g程度)
  • 新生わかめ      80g
  • 出し汁        3カップ (600ml)
  • 有機醤油       小さじ1
  • 自然塩        小さじ1/3~
  • 木の芽        適量

道具

作り方

1.筍はあらかじめアク抜き、下処理しておく。
縦に半分に切り、穂先4~5㎝程度のやわらかい部分をくし形に縦に薄く切っておく。

2.新わかめは水で洗い、食べやすい長さに切っておく。

3.1のタケノコと出し汁を鍋に入れ、2~3分程度煮る。

4.塩、醤油を加えて味を調え、わかめも加えてさっとひと煮立ちさせる。

5.お椀に盛り付け、あれば木の芽を飾る。

9. 梅の実にまんべんなく色が染まるように、上下を返したり、容器をゆするなどして定期的に様子を見る。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato