玉蜀黍(とうもろこし)の旬は7~8月。ガブリ!とかぶりついて食べるのが夏の定番で、この時期だけのお楽しみです。とうもろこしは、収穫された瞬間から鮮度が落ちていき、時間がたつにつれて甘みはどんどん失われていきます。皮を剥くとますます美味しさが半減してしまうため、出来るだけ収穫したての鮮度の良い皮付きのものを選び、入手したらすぐに調理して味わうようにしましょう。茹でたり焼いたりと、シンプルな調理がダイレクトにトウモロコシの美味しさを堪能できる食べ方ですが、炊き立ての唐黍飯(とうきびめし・とうもろこしご飯)も負けていないですよ!

黄色くあざやかな色、ツブツブ、ぷちぷちの食感とトウモロコシの優しい甘さが特徴の唐黍飯(とうきびめし・とうもろこしご飯)は、夏の食卓の風物詩です。生のトウモロコシを使って炊くごはんの食感と自然な甘さは、冷凍や缶詰のコーンでは味わえない美味しさですよ。とうもろこしご飯は炊飯器で炊くこともできますが、やはりおこげも美味しく味わえる、土鍋を使った直火炊きがおすすめです。だしやお酒、しょうゆなどの調味料を加えてアレンジしても美味しいですが、ひとつまみの塩を加えるだけの基本の炊き方が、いちばん!

材料

  • 有機トウモロコシ   1本
  • 有機白米            2合
  • 自然塩      ひとつまみ

道具

  • 土鍋

作り方

1.よく研いだお米を土鍋に入れて水に浸しておく。(米と同量程度・2号なら360ml程度)トウモロコシは皮を剥き、半分または1/3程度の扱いやすい長さに切り、包丁で縦に実を削いでおく。芯の部分は捨てずにとっておく

3.土鍋に塩をひとつまみ溶かし入れ、トウモロコシの粒、芯を鍋に加えて火にかける。はじめは中火で中が沸騰する10分くらい経ったら、火加減を弱火にしてさらに10~15分炊く。

4.炊き上げ後、火を止めてさらに10分程蒸らしてできあがり。

4.とうもろこしの芯は取り出し、トウモロコシの粒と米を混ぜるように、ふんわりとほぐしてから茶碗に盛り付ける。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato