秋の味覚「秋刀魚の塩焼き」。やはり七輪での炭火焼きが一番美味しいのかもしれませんが、一般の家庭ではなかなか室内調理ができなかったり、においや煙の問題で難しいもの。旬の時期、脂ののった秋刀魚(さんま)が売り場に並んだら、まずはシンプルに塩焼きにして大根おろしを添えていただきたいですね!そして、続いておすすめなのが、塩焼きした秋刀魚を丸ごと、大胆に土鍋に入れて一緒に炊き込んでしまう「秋刀魚の炊き込みご飯」です。ご飯と一緒に炊き込むからこそ、秋刀魚の身もふっくらジューシー。秋刀魚からいい出汁が出て、焼いた皮の香ばしさも感じられる美味しい炊き込みご飯になります。同じくこの時期旬の酢橘(すだち)を搾って、さっぱりといただきましょう。

材料

  • 有機白米    2合
  • 水     360ml
  • 秋刀魚   2尾
  • 有機生姜  30g
  • 昆布    1枚 (5~10㎝角くらい)
  • 酒     大さじ2
  • 有機醤油(淡口) 大さじ1
  • 自然塩   ひとつまみ

※すだち、小葱など適量

道具

  • 土鍋
  • ボウル
  • ざる
  • グリルまたはフライパン

作り方

1.お米をとぎ1~2時間程度水に浸しておく。生姜は千切りにしておく。生秋刀魚はさっと洗って軽く水気を拭きとり、両面に塩を適量(分量外)まぶしてグリルやフライパンで焼く。

※内臓が気になる方は下処理してから。煙やにおいなどの事情で家庭で焼けない場合は、販売されている「秋刀魚の塩焼き」を使ってもOK
※網に魚がくっつくのを防ぐため、気になる方はグリルの網に少量の油を塗ってから焼く。
※身がパサパサになるのを防ぐため、グリルの受け皿がある場合は水を入れて蒸し焼きにするのがおすすめ。

2.土鍋に米と分量の水、その他調味料を入れて溶かし混ぜたら、昆布、生姜を入れ、最後に秋刀魚を土鍋に入れる。土鍋に蓋をして、中火~やや強火にかけ、10~15分程度で中のお湯がぐつぐつ煮えてきたら、弱火にしてさらに15~20分炊く。炊きあがったら火を止めてしばらく蒸らす。蓋をあけて刻んだ小葱を適量ちらす。

※ご飯を炊く土鍋が小さく秋刀魚が収まらない場合は、半分に切る。

3.炊き上がったら出汁用の昆布を取り出し、秋刀魚の骨をはずして身をほぐす。頭部分、小骨や内臓は取り除く。

お好みで酢橘(すだち)を搾ってさっぱりといただくのがおすすめ。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato