日野菜蕪(ひのなかぶ)は、滋賀県の伝統野菜のひとつ。一般的な蕪のように丸い形ではなく、見た目は細長く人参や大根のよう。印象的な赤紫色の部分は土から出ていた部分で、白い部分は土の中に埋まっていた部分です。この赤紫色の色は天然色素でアントシアニン。赤紫色と白のコントラストが美しいですが、お酢などに合わせると発色して、全体がやさしい桜色に染まります。 伝統的な発酵漬物「日野菜の桜漬」も美味しいですが、ピクルス(酢漬け)ならご家庭でも手軽に作れるのでおすすめです。

材料

  • 有機日野菜かぶ  5~6本
  • 有機酢  200ml
  • 水   200ml
  • 砂糖  大さじ5
  • 塩  小さじ1
  • 有機ローレル 1枚
  • 有機ブラックペッパー粒  10粒

道具

  • 保存容器(ガラス瓶など)
  • ボウル

作り方

1.日野菜かぶの、細かいひげ根を落とし、お好みの長さに切る。
※落とした葉っぱも捨てずに他の料理などに使ってください。

※写真は3cm程度の長さにし、タテ4つに切ったもの。

2.鍋にお酢と水、砂糖、塩を入れてひと煮立ちさせ、熱いうちに注ぐ。ローレル、胡椒を加える。

3.粗熱がとれたら容器に蓋やラップをし、冷蔵庫で保存する。

4.一日以上漬けたら出来上がり。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato