以前は輸入物や水煮の缶詰などでしか手に入らなかった赤ビーツ(テーブルビート)。赤ビーツの見た目はカブに似ていますが、ほうれん草と同じアカザ科に属しています。鉄分やミネラル類も豊富な、ロシアのボルシチに使われることで有名な西洋野菜。日本ではあまりなじみがありませんでしたが、最近では国内の有機農家などでも作られるようになるほど、少しずつ認知されてきています。ピクルスやサラダ、スープなど鮮やかな赤紫色を活かした料理に使われるほか、ジュースなどにも好んで利用されるように!

通常は茹でてから料理に使用します。皮を剥いたり、カットしてから茹でると切り口から色素が流れ出してしまうので、丸ごと茹でましょう。また、きれいな赤色に仕上げるために、茹でるときに少量のお酢を加えるのがポイントです。

材料

  • 有機赤ビーツ
  • お酢        大さじ2~3

道具

作り方

1.ビーツを水で洗い、土や汚れを落としておく。葉っぱがついている場合は葉は切り落としておく。

※葉も食べることが出来るので、捨てずに別途料理に使用しよう。

2.水を張った鍋に、ビーツを皮を剥かず丸ごとのまま入れ、お酢を適量加えて火にかけて茹でる。通常およそ1時間前後かかるが、煮込み料理などにする場合は固めに茹でるなど、料理にあわせて茹で時間を調整する。
※ビーツのサイズが大きい場合は、皮は剥かずに適度な大きさにカットしてもOK

3.茹であがったら、茹で汁に漬けたまま冷ます。皮は指のひらでつるんと剥く事も可能だが、指が赤く染まるので気になる方は包丁やピーラなどを使用しよう。まな板などの調理用具も赤く色が付きやすいので注意すること。

キヌアなどを炊く時に、ビーツの茹で汁を少し加えるとピンク色に色付きます。色々なアレンジで、華やかな食卓に!

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato