ぎんなんは、茶わん蒸しや釜飯、お酒の肴、おせちに松葉銀杏など、季節も感じさせてくれるお料理の名わき役です。主役にはなれず、一度にそんなに多く食べるものではありませんが、秋から冬以外でも年間を通して需要のある食材です。最近ではあらかじめ殻も薄皮も剥かれた、便利なぎんなんや、用途に合わせて、あえて薄皮を残した状態の加工品もあります。殻を割ること自体はそんなに大変ではないのですが、実にぴったりと張り付いている薄皮が手ごわいのです。そのまま爪をたて剥がそうとすれば実を傷つけてしまい、きれいに取り除くのは難しいのですが、カンタンに剥く方法があるので覚えておくと便利です。自分で殻を割るのは少々面倒ではありますが、やっぱり秋に収穫されたぎんなんで旬を楽しみたいもの。剥きたて、焼きたて、揚げたてを味わいたいですね。
材料
- 殻つき銀杏
道具
- ぎんなん割り器
*キッチンばさみに機能がついているものや、ペンチなどでも可能 - 鍋・ざる