土用の丑の日といえば、真っ先に連想するのはウナギですが、暑い夏の土用には、ウナギ以外にも「蜆(しじみ)」など、滋養のある食べ物をいただく風習もあります。しじみにはビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素のほか、「オルニチン」や「タウリン」などの成分が注目され、濃縮エキスにされた健康食品になるほど。日常の疲れ、夏バテ、飲みすぎた翌朝などには、一杯のしじみ汁がおすすめです!砂抜きをしたしじみを火にかけて灰汁を取り、臭み消しにお酒とほんの少しの塩、醤油で味付けするだけ。しじみから旨味が出るので出汁をとる必要なし!

材料

  • しじみ      300g程度
  • 水      800ml
  • 酒      大さじ1
  • 自然塩    小さじ1/2~
  • 有機淡口醤油 小さじ1/2~
  • 小葱     適量
    ※三つ葉などでもOK

道具

  • ざる
  • バット

作り方

1. やさしく水洗いして汚れやぬめりをとったしじみを、1%程度の濃度にした食塩水に重ならないようにバットに入れて砂抜きしておく。
※暗めのところに置くか、上に新聞紙等をかぶせ薄暗い環境にして、3時間~一晩砂を出させる。

2.砂抜き後、しじみを再度流水でこすり洗いし、水を加えた鍋に入れて中火程度で加熱。沸騰してきたらアクを取りながら弱火で加熱する。

3.しじみの口が開いたら酒を入れ、塩を適量加えて味を調える。最後、風味付けに醤油を入れる。

※お椀にシジミ汁をよそい、お好みで刻んだ小ねぎをちらして盛り付ける。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato